Our Treatment 当院の不妊治療
ホルモンについて
当院で測定しているホルモン
当院での治療に必要なホルモンの働きのみ説明しています。
これらの他にもたくさんの働きがあります。
月経周期のしくみ
E2の働き(卵胞ホルモン)
P4の働き(黄体ホルモン)
LHの働き(黄体形成ホルモン)
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排卵を促す
卵胞が育ち血中のE2量が一定量を超えると、下垂体前葉はLHを大量に分泌します。
LHが大量に分泌される(これをLHサージという)と、その刺激で約24~36時間後に排卵が起こります。 - 排卵後の卵胞を黄体化させる
LHサージとは
FSHの働き(卵胞刺激ホルモン)
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下垂体前葉から分泌され卵胞を刺激します。
その刺激によって卵胞からE2が分泌され成長していきます。
β-HCGの働き(ヒト絨毛性 性腺刺激ホルモン)
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黄体を妊娠黄体に変化させて黄体を維持します。
妊娠した後にできる絨毛から分泌され、妊娠週数が進むにつれて値が上がります。
その他
- PRL(乳汁分泌ホルモン)
- 下垂体前葉から分泌されるホルモンで、排卵を抑制したり、乳汁の分泌を促す働きを持っています。
- TSH(甲状腺刺激ホルモン)
- 脳下垂体から分泌されるホルモンで、甲状腺を刺激し甲状腺ホルモン(T4、T3)の分泌を促す働きを持っています。
- FT4(遊離サイロキシン)
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甲状腺から分泌されるホルモンで、糖の代謝やタンパク質合成などを行います。
バセドウ病や橋本病などの甲状腺疾患があると値が異常になります。 - TPOAb(抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体)
- 甲状腺ペルオキシダーゼという酵素に対する自己抗体です。慢性甲状腺炎(橋本病)で陽性となることが多く、バセドウ病でも陽性になります。
甲状腺から分泌されるホルモンの異常により、月経不順や流産率が増加したり胎児の発育に影響があると考えられています。
検査時に異常と判断された方は、専門機関にて治療を行っていただく場合があります。